問答学問に熱心な京大生のための対話場あっせん

はじめての方へ

仕組み

まず、本サイト主旨に同意いただける教員の方々(特任教員や特任研究員含む)に、「教員登録」をしていただく。質問受け付け可能な専門分野ごとに登録が可能

学生は質問したい内容をもとに検索ワードを入力して、該当する教員を探す
(教員は専門領域や研究キーワードのみを表示。名前や連絡先は非表示)

この先生に聞いてみたい!話してみたい!という先生が決まれば、「この先生に対話希望を申し込む」をクリックし、氏名、所属、連絡先、そして、質問内容をフォームに記載

申し込み内容は、直接、該当教員に届くのではなく、一旦、学際融合教育研究推進センター(以下、学際センター)にて受付け。
その後、学際センター担当教員が学生と直接対面し、質問内容について打合せ

質問内容をブラッシュアップした後、学際センターのほうから該当教員に対話希望があることを伝達し、該当教員が承諾すれば、対話の日程調整を学際センターが実施(すなわち、対話の当日まで両者はメアドの交換などはしない)

対話の実施へ!
(以降は学際センターの関与無し)

良い質問とは

本当に「いい質問」とは、おそらく究極的には、質問が出たと同時に答えもでているもの・・・  つまり、「答える必要の無い質問」であろうかと思います。それはもはや質問というよりテーマ。自分の目標のようなものかもしれません。

そういった質問をもってして、その内容について学生と教員が誠実に意見交換することは、本当に価値ある学問の場面であると思うのです。
(そして、今、それが失われているのではないか?という危機感もまた本サイト設立の動機にあります)

このように書いては、質問するのをためらってしまうでしょうか?:笑
しかし、今回一番大事にしたいのは「高質な対話」にあります。

インスタント質問なら民間の知恵袋を使えばよい。調べればわかるようなことは調べればよい。むしろ、上に書いたような本来大学にあるべき「学問の場面」を創出することを目的にしたいのです。だからこそ、質問対象の教員との対面の前に、担当者が必ず対面打合せをさせていただき、質問を磨くというプロセスをいれました。

こうした一連の過程をもひっくるめておもしろうそうと魅力的に思える学生の方々、お待ちいたしております!

(主に教員の方へのメッセージ)

背景

本学の優れた学生であれば、総合大学の特性を生かして、自分自身とは異なる学部でも気になる先生の話を聞いてみたいと一度は思ったことがあるでしょう。しかし、そういった学生の言葉を借りれば、

「その先生のゼミに友達の学生はいない。それにどの先生も怖そうに見える。そもそも質問してよいかどうかすらわからない」

という実情があることがわかりました。一方で、多くの教員は、学生の質問は基本的に受け付けるものという教育者としての姿勢があるものです。加えて、優秀な学生とのディスカッションは非常に有益であることは教員なら誰しも実感していることだと思います。

したがって、現状では学生と教員の間、すなわち、質問したい側と受ける側に意識的な「すれ違い」が生じており、総合大学としての教育の土壌が築きにくい状態にあるといえるのではないかと考えました。

挑戦

であれば、「熱心な学生がいて私に質問があるなら、ぜひ応えたい」という教員に意思表示をしてもらえればいいのではないか?そうして、現状のオフィスアワー制度をフル活用するためにも、学内の分野越境をミッションに掲げる学際融合教育研究推進センターが、この「問答MONDO:学問に熱心な京大生のための対話場あっせん」サイトを立ち上げるに至りました。

こだわり

検索時には教員の名前を出さない

本取り組みでは、質問者自身の「問い」をもとにした対話を重視したいです。これは、特定の先生の個々人の専門研究や経験について知りたいという願望とは少しことなると考えます。

事前面談をする

価値ある対話のためには、発問者の深い熟度が求められます。「その質問は質問足るか?」を本番前に問うておくことで、安心して学生との対話に挑んでいただくことができるかと思います。

地図情報をだす

上記の匿名制は、本サービスにおけるリアリティの喪失というデメリットをまねきます。これは、対話という生々しい活動をあつかう当サイトにはそぐわない。体温感の補完として、せめて対話の「場所」がイメージつきやすいようにしてみました。

これらがうまくいくかはやってみないとわかりません。常にフィードバックを得ながら改良改善していくつもりです。
また、サイトのオフ会として、関心ある教員や学生との懇談会などの企画も考えております。